まだ夫がいたころの話です。
長男はトーマスが大好きで、1日中見ていても飽きないほどでした。
持ち物のほとんどがトーマス一色で、幼稚園バッグの生地を選ぶときには、
悩む必要もなく、迷わずトーマス。 本当に“トーマス一直線”の子でした。
そんな時に、富士急ハイランドに「トーマスランド」があることを知ったんです。
当時はまだPCもなく、携帯はガラケーで電話とメールが中心。
だから、何を見てトーマスランドの存在を知ったのかは覚えていません。
もちろん、長男が喜ぶ顔が見たくて連れて行きました。
いざトーマスランドに入り、トーマスの前に息子を連れて行った瞬間
大泣きしてしまったんです。
もう、こちらがパニックですよ。
抱きつくかな?
走り回るかな?
帰りたくないって泣くかな?
そんな妄想を全部裏切られてしまいました。
大人になった息子に聞いてみたら、
「だって、大きすぎてひき殺されるかと思ったんだよ」 と言われました。
言われてみれば、確かにそうですよね。
小さな体で、テレビの中では線路の上を走るトーマスが、
現実に目の前に現れたらびっくりするのは当たり前。
結局その日は、ほぼベンチに座って眺めているだけで終わった“トーマスランド”でした。
でも、大人になってもその時のことを覚えていたということは、
息子にとっては「トラウマ級」の記憶だったのかもしれないなぁ…と、
ちょっと心配になりました。
(画像:生成AI)


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