結婚する前の話です。そりゃぁ、デートくらいはしたんですよ、一応ね。
その日は、どんな流れだったか忘れましたが、
箱根にドライブしたんだと思います。
お互い、美術館や食べ歩きに興味がなくて、「箱根に行った」という
事実そのものに意味があったような気がします。
今なら神社仏閣が大好きな私なので、
箱根神社に行けばよかったと後悔していますが…。
まぁ、それは置いといて。箱根駅伝のコースを車でゆうゆうと
走っている最中、
車の中のゴミがたまっていることに気がつきました。
そこで「気が利く彼女演出」が発動した私は、
「次に降りたところでゴミ箱に捨てようね」と言ったんです。
すると夫は「貸して」と言いながら、運転しながら左手を出してきました。
言われるままにゴミを手渡すと・・・
走っている車から、そのまま外に投げ捨てたんです。
私は目が点になり、言葉も出ませんでした。
今さらの話ですが、私はこの時点で離婚する未来が
決まっていたのではないかと
思うんです。価値観や育ち方が違いすぎると、気づくべきだった。
その当時の私は、違和感があったのに見ないふりをしてしまったんです。
もし、この時に感じたことを言葉にして伝えていれば、
何かが変わったかもしれない。
でも、私は言えなかった。
あのときの私は、相手に合わせる従順な私が前に出ていたんだと思います。「気が利く彼女」を演じていたのも、たぶん同じ私です。
今なら、あのときの私にこう言ってあげたいです。
立ち止まって、自分の気持ちをちゃんと聞いてあげてほしい。
感じたことは言葉にしてほしい。口に出さなくてもいいから、
自分の中でつぶやいてほしい。
心の中でつぶやく言葉は、悪態や文句ばかりじゃなくてもいいんですよ。
自分の気持ちから目を背けず、受け止めてあげてください。
ちなみに、夫は離婚して10年ほど経ってから、ガンで亡くなりました。
(画像:生成AI作成)


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