水分補給とエアコンの話が噛み合わない夜

言の葉つれづれ

noteに書いたものを、少し書き足して載せています。

涼しい夏が数日あっても、突然暑い日がやってくることがあります。

私は実母と暮らしていますが、基本的に1階と2階で別々に生活していると言っても
過言ではありません。
お風呂はひとつしかないけれど、ご飯も一緒に食べないし、
お互いのスケジュールも関知も干渉もしない。
ちょうどいい距離感なんですよ。

ただ、ちょっと昔の人なので、強めに言わないと
エアコンを使わないんです。
これ、本当に困る。
だって考えてみてくださいよ。
ほぼ別々に寝起きしているので、私が朝起きたら
「苦しんでいました」なんてことになりません?
朝から私の血圧が上がっちゃう。

だから、暑い夜はなるべく「エアコン入れて寝てね」と
声をかけるようにしたんです。
そんなある日、「今日は水分を取って、エアコンを入れて寝てね」と
言いました。
すると母は、
「そうね。昨日は涼しくて朝は寒いほどだったのよ。だから大丈夫」
大丈夫って何が? 昨日の話をされても意味がないし、まぁいいかと思って、
「そうだったのね。じゃあ今日はもうお水を飲んで寝てね」
と続けたんです。

そしたら母は、おもむろに急須から湯飲みにお茶を淹れ始めました。
「いや、お茶は利尿作用があるから、お水を飲んでほしいんだけど…」
と言ったのですが、
「大丈夫よ。あとでちゃんとお水を飲むから。
でもお水を飲むと夜中にトイレに行きたくなっちゃうのよね」と
返されてしまい、
「お茶飲むから利尿作用が働いて行きたくなるんじゃないの?」
と、ついつい強めに言ってしまいました。

私は間違っているとは思わないけど、罪悪感が残りますね。
あとから考えると、あの夜の私は「厳しい私」と「判断する私」が前に出ていた気がします。母の体が心配で、正しいことを伝えたかったんですよね。
母の方は、昨日の涼しさの話をして、お茶を淹れて。いつもの自分のペースを守っていただけなのかもしれません。
話が噛み合わなかったのは、出ている私がちがったからなのかな、と思ったりします。
それでも、言い方はもうちょっとあったよなぁ、と今でも少し引っかかっています。

(画像:生成AI作成)

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